元旦那に裏切られて離婚を言い渡されたこと
離婚ブログを書き始めようと思う。――私は、元旦那のことを愛していた。
彼と結婚できて本当に幸せだった。これからずっと、一生彼と一緒なんだと思うと本当にうれしかった。
結婚してから、初めて会社帰りに外で待ち合わせたとき、夫が待っているのが見えて、ああ、あそこに居るのは、私とこれからずーっと一緒に生きていってくれる人なんだなと思うとなんともいえない暖かい気持ちになった。
あのときの気持ちを今でも覚えてます。
彼を幸せにしたかったし、彼の家族にもみんなに幸せになってもらいたかった。誰かを好きになったことはあるけど、愛したことがあるのは、彼だけだった。
元旦那から離婚を切り出されたときも、1秒前までそんなこと疑ったこともなかった。本当に目の前が真っ暗になった。
私は、彼に愛される資格のない人間だったんだと感じた。彼を愛していた。私がこんなにも愛してしまうほど彼は素敵な人間で、そういう素敵な人に愛される資格が、私にはなかったんだって感じてた。
彼は不倫相手をすばらしい人間だって言った。
自分がもっともっと素敵な人間だったら、彼に愛してもらえたのに。私は人から愛してもらえない。価値のない人間のような気がした。
でもね。最近思うんです。
彼が、愛してもらう価値のある人間だったんじゃなくて、私が人を愛することを知っている人間だったんだって。
私が、愛してもらう価値のない人間だったんじゃなくて、彼が人を愛することを知らない人間だったんだって。
誰かのことを、すごくすごく、大事に思って、そのことが裏切られても、自分は人を愛せる人間だったんだって思えば、悲しいけど、生きていけるような気がします。
彼ほど好きになれる人と出会えるかなって思っていた時期もあったけど、あれは私の愛し方だったんだから、きっと誰を愛しても私は同じように人を愛するんだろうって思います。
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