女として不倫相手に負けた結果の離婚
妻は女として〝負けた〟
元旦那の不倫相手の女性に対する感情として、私には女としての敗北感があります。女として負けたという事実を決定的に裏付けるのは、離婚したということです。女として負けていなければ、そもそも不倫という事実が存在しなかったはずですし、仮に、旦那の不貞が発覚しても離婚には至らなかったのではないでしょうか。
一回だけ、3人で話し合うために会ったとき、私はすでに一ヶ月夫とやりあった後で、身も心もボロボロ。仕事も休みがちになっていて、鬱状態でした。
話し合いの場所に、私はよれよれのジーパンとTシャツ、髪の毛もばさばさ、お化粧もしないで行きました。そんなことに気なんて回りませんでしたから。
一方、不倫相手は時間に遅れてやってきました。不倫相手が近づいてくると、強烈な香水のにおいがしました。もちろん、きちんとお化粧して通勤着でした。
客観的に、その場に居合わせた人が「どっちがいい女か?」という視点で見比べたなら…はっきりいって、完敗です。
こんな奥さんだから浮気されるのよっていわれてもしかたのない状況だったと思います。悔しかったです。
今現在、愛されている女と、捨てられる女。気持ちの余裕が違ったんだと思います。
不倫相手は、彼の奥さんに会う前に香水をつけてくる気持ちの余裕があった訳です。私もせめて、精一杯いい女に見えるような格好をしていけばよかったのですが、そんな思考が鬱の人間には働きませんでした。
当時、私を見下したときの…不倫相手の勝ち誇った顔が今でも忘れられません。
女の嫉妬は論理的なものではありません。私は口では、論理的に話しながらも、内心、下品な品定めをしていました。
4才年上の不倫相手の首筋のしわをみては、年は隠せないな、とか、肌の色は浅黒いな、とか、頭の悪そうな話し方だなとか。
普段、人に対して思わないことを考えてました。とにかく粗を探してました。
でも、どんなに粗をさがしても、私とこれからの人生を共にするはずだった夫が、「不倫相手の方がいい」っていった時点で、私の負けなんです。
妻として、女としてのプライドは粉々になりました。私はしばらく鏡をみれなくなりました。
嫌な女のようですが、私は客観的には私の方が不倫相手より勝っていることが多いと思ってます。勿論、なにを基準にするかで変わってくるとは思いますが、年齢も、能力も、収入も、それまでの努力の量も、すべて私が勝っている。顔だって、不倫相手の方が美人だけど、私だって十人並みだって思います。でも、不倫相手は夫からの賞賛というただ一点だけで、勝っている。この、どうしようもない敗北感は、口では説明できません。
不倫相手は当時32才でした。(今は34才)
私は32才になったとき、不倫相手よりいい人生でいたい。負けたくない。どんなに醜い感情でも、私の正直な気持ちです。
相手より言い人生であるためには、具体的にどうすればよいのかはわかりませんが…
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