離婚した自分と出産ラッシュの友だち
離婚した自分、結婚して子供が生まれた幸せな人生と明るい未来。見比べるなと言われても無理なんだろうと思います。どうしても、自分の薄暗い人生と他人の幸せを対比させてしまうのです。もちろん、そういう心境から立ち直って新しい人生を再スタートさせてゆかなければならないことは誰よりも自分が知っています。けれども今の私にはまだそんな心のバネがきかないのです。昨日は久しぶりに高校2,3年のクラスメートに会ってきました。大学入学後、しばらく疎遠になっていたのですが、社会人になってからは半年に1回くらいのペースで会って、おしゃべりしています。
みんな、20代後半で結婚して今は出産ラッシュです。もちろん、離婚したのも、子どもがいないのも私だけです。(笑)
で……離婚ブログなんて書いてるのも私ひとりです。
ここ1年、離婚問題でバタバタしていたので私だけ欠席していたのですが、昨日は本当に久しぶりにみんなと話せて楽しかったです。
楽しかったんですが、やっぱりちょっと複雑。離婚して、辛くて、でも、結婚した時に手放した夢を実現させるんだって自分に無理やり言い聞かせて、むきになっている私と、彼女達の人生はやっぱり違います。
彼女たちの語る結婚生活、子どもの話、だんな様の話はすべて、もし私が離婚しなかった場合の人生の続きです。
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――私と夫も、私が30になったら子どもを作る予定でした。お金を貯めて、最初の1年で夫の奨学金を一括で返して、その次の年は子どもができる前にもう一度海外に旅行に行って(新婚旅行で二人ともはじめて海外に行ったんです。すごくよかったからもう一度行きたいねって話してました)、それから子どもを作ろうねと3年計画まで立ててました。まだ二人が仲が良かったころに計画していた人生を久しぶりに思い出してしまいました。つくづく、人生は計画した通りにならないものです。
私は、本当にバカで視野の狭い人間なので、離婚したときに、自分はまっとうな人生のレールを走る列車から振り落とされてしまったように感じたんです。でも、本当は列車に振り落とされたって、乗り遅れたって歩いていけばいい。それどころか、振り落とされた場所から立ち上がって、周りを見回したら、以前はそのレールしかないと思っていた場所は360°パノラマの風景が広がっていて、どっちに向かって歩いていってもよかったんだって気が付く。人生ってそういうものなんですよね。
いつか誰かと、振り落とされたレールの上を、手をつなぎながら、周りの風景を楽しみながら、ゆっくりと歩いていければ良いなと思います。
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