私はシステムエンジニアの離婚率を上げたひとり
離婚してから、人生の方向転換を考えることに関して、私はキャリアを積もうと考えています。
私は、システムエンジニアをしています。俗に言うSEです。経験年数も8年を過ぎました。で、システムエンジニアは一応技術職。私も以前は技術を極めたい。と思っていたのですが、30歳を過ぎた今、確実に考えが変わりました。
離婚後に、私が現在勤めている会社は小さなソフトウェア開発会社です。この会社に転職して、つくづく「所詮、SEというものは会社の商品なのだ」と感じました。
技術職なんていっても、他の技術職とは違います。会社は社員を一人月という単位で売って利益を得ています。私達は商品なのです。
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大学卒業後、新卒で入った会社は比較的大きな会社の子会社だったのですが、その会社にいた時は自分を「商品」とは思ったことはありませんでした。でも、やっぱり同じだったのだと思います。今の会社の方が小規模な分、資金の流れがダイレクトに社員に伝わっているだけです。
SEは商品、このことに気が付いてから、私は技術を極めるのではなく、管理職の道を選ぶことにしました。
技術者というのは、とかく技術馬鹿になりがちです。SEはコンピュータおたくが多いのも本当です。そして、大抵の人はコミュニケーションも対人能力もあまりよろしくありません。この業界はうつ病の発症率が高いとしばしば形容される機会がありますが、離婚率も高いかもしれません。
SEの離婚率…、統計的にどれくらいかは知らないものの、やはり、コンピュータプログラムとコミュニケートする激務は人間からヒューマニズムを抜き取って行くような気がしてなりません。その結果として、離婚が生じるような気がします。
さて、技術者から一歩抜け出し管理職に着くには、ヒューマンスキルがなくてはなりません。逆にいえば、ヒューマンスキルがあれば、一歩抜きん出るチャンスだと思いました。
入社して一年半、運良く秋から管理職への昇進がほぼ決まりかけてます。
これからは、管理者としてプロジェクトを管理していく技術を見につけたい。今は、自分が、どれだけ言語を知ってるとか、どんなプロダクトを扱ったことがあるかなんていうことは、私の中ではたいした意味をもちません。それよりも、マネージメントスキルがほしいです。
離婚してから、裏切られた女、捨てられた女、なんて感じの被害妄想に心の中が埋め尽くされて気持ちの整理がつかない日々だけど、自分の人生を見つめることでキャリアウーマンを目指すなら、そのことによって離婚した気持ちの整理がつくかもしれませんよね。
こんな仕事の方向転換も、離婚しなければ、今の会社にこなければ、思わなかったことです。そう、離婚騒動がなければ今の会社に来ることもなかったのです。
転職した当時は、別居直後ということもあり、仕事にも慣れず、何もかもが嫌でしたが、「禍福はあざなえる縄の如し」
何が幸いするか、わからないものですね。
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