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旦那に捨てられた?不倫相手に旦那を略奪された?…離婚はゴールではなく、気持ちの整理がつかない毎日と対峙するスタートだった
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不倫や略奪婚は情熱的な恋愛? 異議あり!

2016年6月25日土曜日 不倫 略奪婚

離婚して気持ちの整理がつかないままの私は、不倫や略奪婚の渦中にいる当事者たちは彼らなりに情熱的な恋愛の悩みに疲弊しているといった議論にカッとなってしまいました。


視点を変えてみれば、たしかに許されない恋愛にさまよう彼らにも、それなりの苦しみはあるかもしれません。けれど、その陰で涙を流す者たちの気持ちをないがしろにして自分たちの衝動を美辞麗句にすりかえてしまうのはいかがなものか?

――事の発端は友人の会社の男性の話を聞いたことです。

その男性は40才を少し過ぎている方で、現在妻とは別居中。で、不倫相手と暮らしています。妻とは結婚して10数年、一緒に暮らしている女性とはお付き合いを始めて2年ほどだそうです。
妻と離婚したいのですが、なかなか納得してもらえない…。というのが彼の現状だそうです。

彼は10数年を共にした妻に対してはすまなく思い、また現在一緒に暮らしている女性の年齢を考えると待たせてしまっている罪悪感にさいなまれて日々悩んでいるそうです。
悩みすぎて、最近は一緒に暮らしている女性との家にも帰りたくなくなり、毎日飲んだり、遅くまで仕事をしているとのことでした。
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友人がこの話を出したのは、「恋の情熱」という主題を語りたかったかららしく、この他にも、「略奪してでも自分の愛した人を手に入れたい」と語る25才の女性の話などを持ち出して、その激しい情熱に対してある種の感動を覚えたと話していました。

友人は、私の離婚理由が旦那の不倫であることを承知しています。そのせいか、友人は自分の感じたことを話してくれただけであることも、私の心情には配慮してしゃべっていることも、よく伝わっていたのですが、私は冷静さを失って痛烈に批判してしまいました。

だって、前述の男性がどんなに悩んだとしても、すべて自業自得だって感じるんです。妻にすまなく思っているとか、待たせている女性に対しての思いとかも、なんだか白々しい。その男性が普通に会社に勤めることができて、会社の女の子をお酒に誘って、いけしゃあしゃあと自分の身の上を語るあたり、すでに悩んでいないと思いました。むしろ、その子を口説いているのでは?と勘ぐってしまう。

私は会社にいても、今頃夫と相手の女性が何をしているのかと想像すると(職場不倫だったので)、仕事も手につきませんでした。結局精神がもたず、会社を辞めました。


その男性は恋愛に悩んでいるっていっても、仕事も、恋人も、健康も、なにも失っていない。


実は、以前一回だけ、友人と一緒にその男性と飲んだことがあったのですが、私は少し話してすぐに、この人すごくわがままだと感じました。

その時は彼の状況は知らなかったのですが、彼は私が離婚でもめていることを知ると「どうして裁判なんかして争うの?さっさと別れて新しい人生をやり直した方がいいじゃないの?そこまでしなくてもいいんじゃないの?」と言ってました。

ちょうど調停の最中で大変な時期だったので、この言葉はひどく私を傷つけました。「そこまでしなくてもいいのではないか」とか、「早く忘れてやり直した方がいい」だとかは、他人に言われるまでもなく、何百回と考えているんです。あえて指摘されると、また自分を否定してしまって精神的に消耗してしまうんです。

以前飲んだときの印象も含めて友人に思ったことをぶちまけた後、気が付きました。

私は不倫や浮気をしている人たちを、例え他人でも糾弾したくなってしまうんだなと。彼らの考え方をけして受け入れることはできません。
それを認めてしまったら、なんだか自分を支えているものが、ぽきっと音を立てて折れてしまう。
不倫や浮気を憎むことで私は今生きているのかもしれない。そして、それは一方的な偏った考えなのかもしれないけど、絶対変える気持ちにはなれない。
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