離婚ブログ…不倫されて捨てられた気持ちはどうすればいやされるの?
元旦那の不倫発覚
精神不安定になって会社を退職
別居
今の会社への転職
一年にわたる争い調停
離婚成立
旦那に捨てられた?不倫相手に旦那を略奪された?…離婚はゴールではなく、気持ちの整理がつかない毎日と対峙するスタートだった
スポンサーリンク

離婚慰謝料の相場10万円だなんて

2016年7月17日日曜日 相場 離婚慰謝料

私は、裁判所で調停をしてようやく夫から慰謝料を支払ってもらいました。その、離婚慰謝料の相場について、私の離婚体験から書いてみたいと思います。

離婚に対する慰謝料は一般的に、離婚の主たる原因(法で定義されている原因)を作った人間(有責者)が払います。私達の離婚の場合、私の主張では、夫が不倫相手とつきあいたいからという理由で離婚したがっているということで、有責は夫になります。

夫の主張では、家事や家計のことで結婚生活に不満があったための離婚でお互いが悪かったということで、とくに有責者はいないということになります。(不倫相手の女性と離婚は全く関係ないという主張でした)完全に意見は対立していました。

夫はとにかく、私には少しのお金も払いたくないようで、弁護士をつけて慰謝料の額を抑えようとしました。
夫の弁護士からは、一般的にみて、このような事例では慰謝料10万円程度が妥当であるといわれました。(びっくりしますよね。勿論、一般的にみて10万というのは違いますよ、これは相手の作戦。)
スポンサーリンク

慰謝料というのは、離婚に対する精神的な苦痛、浮気で受けた精神的な苦痛に対する金銭での弁済である訳ですが、離婚慰謝料に相場はあっても、離婚後の妻の生活の困難さ、相手の支払い能力なども考慮されます。

つまり、同じような事象で離婚に至っても、相手がお金を持っているか持っていないか、妻が仕事をしているかしていないかで、離婚慰謝料の相場から額が変わってきます。

夫は普通のサラリーマンで特にお金があるわけではありませんでした。しかし、逆にサラリーマンということで、一般的な額の慰謝料ならば支払能力は問題ないと判断されます。

一方、調停を行っているときに、私は既に新しい会社に就職しており、年収は夫と同程度ありました。ここが、慰謝料の減額ポイントになります。
夫も、夫の弁護士もここをついてきて、とにかく「妻側は、お金に困っていない」「離婚に際しても男女平等が当然」と主張しつづけました。

収入のない状態で別居を強いられており、金銭的な余裕があるわけではないこと、現在も新しい会社に転職したばかりであること、夫の浮気による精神的迫害で会社を辞めキャリアを中断せざるを得ない状況に追い込まれたこと、上場企業の子会社に勤める夫と比べても将来の不安ははかりしれないこと、何より、この離婚の有責は夫側にあることを訴えました。

結果は、少額の慰謝料(ボーナス2回分+αくらいの額)を飲むしかありませんでした。この金額が、離婚慰謝料の相場に照らしてどうなのか? の判断はつきかねます。別居の際の新居の契約や、新しく購入した家具などの金額を考えれば、手元に残るのはごくわずかです。

私が就職しないでいれば、少し違ったと思います。でも現実問題として、別居後一年以上を働かないで過ごすことは無理がありました。(無職の期間が長くなればなるほど、転職活動にも影響がでますし)
夫は慰謝料だって払いたくないんだから、婚費分担(別居しても結婚していると生活の面倒をみる義務がある)なんて絶対しなかっただろうし。

夫の浮気という辛い経験から別居して、自分の生活を立て直すために働くと、それを理由に慰謝料が減額されるなんて、なんともバカバカしい話です。
日本の法律ってどうなっているんだろうと本当にあきれました。
スポンサーリンク

アクセスの多いページ

  • 妻は女として〝負けた〟 元旦那の不倫相手の女性に対する感情として、私には女としての敗北感があります。女として負けたという事実を決定的に裏付けるのは、離婚したということです。 女として負けていなければ、そもそも不倫という事実が存在しなかったはずですし、仮に、旦那の不貞が発覚...
  • 離婚してから、人生の方向転換を考えることに関して、私はキャリアを積もうと考えています。 私は、システムエンジニアをしています。俗に言うSEです。経験年数も8年を過ぎました。で、システムエンジニアは一応技術職。私も以前は技術を極めたい。と思っていたのですが、30歳を過ぎた今、...
  • 離婚ブログを書き始めようと思う。 ――私は、元旦那のことを愛していた。 彼と結婚できて本当に幸せだった。これからずっと、一生彼と一緒なんだと思うと本当にうれしかった。 結婚してから、初めて会社帰りに外で待ち合わせたとき、夫が待っているのが見えて、ああ、あそこに居るのは、私...
  • 離婚した自分、結婚して子供が生まれた幸せな人生と明るい未来。見比べるなと言われても無理なんだろうと思います。どうしても、自分の薄暗い人生と他人の幸せを対比させてしまうのです。もちろん、そういう心境から立ち直って新しい人生を再スタートさせてゆかなければならないことは誰よりも自分が知...
  • 会社の人と飲んだとき、後輩の男子の恋愛がいつもいつの長続きしないという話を始めたことがきっかけに、過去の恋愛についての話になりました。 (最初は仕事の話だったんだけど、次第に関係のない話題になっていった…) 彼の恋愛は、交際期間の最長記録は9ヶ月。結果的に一年以上、女性と...
  • 離婚後、精神的な混乱はずっと続いていた。気持ちの整理がつかない、離婚という事実の顛末を整理して自分で自分を支持するかたちで気持ちの決着をつけようと何度もなんども試みるが、ヤッパリダメ……。 離婚したってことで一番つらくなるのは、不思議なことに自分のこれからの人生が不安に襲われ...
  • 元旦那の不倫相手の最近の写真を見つけました。見つけたのは、インターネット上です。(ネットって怖いですねえ…) 不倫相手が参加しているボランティア団体のホームページで最近の活動報告の写真が掲載されていて、その中に不倫相手が写っているものが数枚ありました。 未だにそのページを...
  • 私はすごく父親っ子でした。そんな私が、父の感情をないがしろにした悲しい日の記憶です。 それは、年の瀬も押し迫る冬の日でした。その頃、私は週1回は実家に泊まり、それ以外は旦那と結婚生活を送っていた家で暮らす生活をしていました。 当時はまだ、不倫騒動が原因で抗鬱剤と睡眠薬を処...
  • 慰謝料請求の時効がくるからでしょうか。 最近、元旦那の不倫相手のことが頭をよぎります。  私が事態を把握していると知ったとき、不倫相手は、私が会社に言うのではないかということをひどく心配していたそうです。 派遣で入社して3ヶ月で不倫騒動を起こせば、そく契約をきられるのは当...
  • 明治以前、日本には愛という言葉はなかったそうです。一方、日本には情という言葉しかなかったそうです。(loveという単語は明治維新の頃は情と訳されていたそうです) 隣近所の情、友達の情、親子の情、夫婦の情… たまに、「愛していないけど、情はある」っていう言葉を聞きますが、情は...
にほんブログ村 離婚へ